『スティル・ライフ』
はじめまして。
みなログをご覧の皆様こんにちは。
紀伊國屋書店MOVIX京都店の西尾と申します。
書き込みをせねば!と思いつつ、いまひとつ書き込み方が解らぬまま、
ブログを開いては閉じる日々・・。
やっと、とにかく書かねばと書き込みました。
私が推薦したのは、池澤夏樹さんの「スティル・ライフ」中公文庫です。
もともとは、「最初の2ページを読むだけでも、この本を買う価値がある」と人に薦められて読んだのが、きっかけでした。
池澤夏樹さんの言葉の紡ぎ方は、とても綺麗です。独特の世界観を持っていて、そこに惹きこまれるのが心地よい気がします。
最初の2ページに書かれている文章は、すごく心に焼き付けられます。
自分の存在と言うものを考えさせられるというか、宇宙からみたら
小さな存在だと思い知らされるというか、宇宙の中の自分に身を任せたくなるというか・・・。うまく説明できませんが、是非読んでもらいたいです。
もう1篇「ヤーチャイカ」という作品も収録されています。
これが、現実と架空の世界を彷徨わされる不思議な作品です。
いよいよ、水無月大賞の発表が迫ってきました。
ドキドキします。
- 作者: 池澤夏樹
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1991/12/10
- メディア: 文庫
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