『スティル・ライフ』

はじめまして。
みなログをご覧の皆様こんにちは。
紀伊國屋書店MOVIX京都店の西尾と申します。

書き込みをせねば!と思いつつ、いまひとつ書き込み方が解らぬまま、
ブログを開いては閉じる日々・・。
やっと、とにかく書かねばと書き込みました。

私が推薦したのは、池澤夏樹さんの「スティル・ライフ」中公文庫です。
もともとは、「最初の2ページを読むだけでも、この本を買う価値がある」と人に薦められて読んだのが、きっかけでした。

池澤夏樹さんの言葉の紡ぎ方は、とても綺麗です。独特の世界観を持っていて、そこに惹きこまれるのが心地よい気がします。
最初の2ページに書かれている文章は、すごく心に焼き付けられます。
自分の存在と言うものを考えさせられるというか、宇宙からみたら
小さな存在だと思い知らされるというか、宇宙の中の自分に身を任せたくなるというか・・・。うまく説明できませんが、是非読んでもらいたいです。

もう1篇「ヤーチャイカ」という作品も収録されています。
これが、現実と架空の世界を彷徨わされる不思議な作品です。

いよいよ、水無月大賞の発表が迫ってきました。
ドキドキします。

スティル・ライフ (中公文庫)

スティル・ライフ (中公文庫)